髪の自然乾燥はNG　ドライヤーでしっかり乾かしましょう

髪を洗った後、『自然乾燥』で乾かす方がいらっしゃいます。
勝手に乾くから…
ドライヤーで乾かすことで髪が傷むのでは？…
と考える方もいます。

でも美容師として、『自然乾燥』は絶対におすすめしません。
なぜ自然乾燥はダメなのか、お伝えします。

濡れている髪はキューティクルが開いた状態

髪の表面には、キューティクルといって半透明のうろこ状のものが重なっています。
これは様々な刺激から毛の内部を守る役割をしています。

キューティクルは濡れると開き、乾くと閉じる性質があります。

濡れている髪はキューティクルが開いた状態です。
放置すると、髪内部の栄養（タンパク質）や水分が逃げていきます。

するとどうなるでしょう？

・髪が乾燥、パサつく
・ごわつく
・髪が絡まりやすく、ひっかかる
・切れ毛や枝毛が増える
・クセがつきやすい
・カラーの褪色が早まる

頭皮も濡れた状態なので、雑菌が増えてニオイやかゆみの原因になったりします。

なので、髪や頭皮のためには、ドライヤーを使ってしっかり乾かすことが大事です。
半分だけ、ざっくり乾かすのではなくて
しっかり全体を乾かしましょう。

余裕があれば、キューティクルの向きに沿って、
根元から毛先に向かってドライヤーの風を当てると
うろこ状のキューティクルが均一に閉じるため、髪にツヤがでてきます。

髪悩みのある方、是非実践してみてくださいね。